賃貸住宅にも地震保険は必要ですか?
こんにちは SOSフクオカ ファイナンシャルプランナーの権藤知弘です。
皆さん、ご自宅の火災保険に地震保険をつけていますか?
地震保険は単独で加入するものではなく、火災保険にプラスして加入する保険です。
地震保険に加入していると、地震だけではなく地震による火災・津波・地滑りをはじめ、噴火による溶岩や火山灰などで建屋や家財が被害を受けたときに保険金が支払われます。
さてここでよくある質問です。
「賃貸住宅なのですが地震保険は必要ですか?」
賃貸住宅の場合、建屋は大家さんの保険でカバーをしますので、火災保険の対象になるものは家財です。そのため地震保険の対象になるものは家財となります。
ここで言う家財とは、パソコンやテレビ、冷蔵庫、ソファ、食器などをさします。ただし、1個または1組の価額が30万円を超える貴金属や宝石、美術品などは地震保険の対象には含まれません。(明記物件と言います) また。自家用車も対象外となり、地震保険には含まれません。
今、火災保険に加入しているが地震保険に未加入ということであれば、その商品に残りの契約期間に中途付加という形で加入できます。一点、注意が必要な点として、地震保険の補償金額は火災保険の補償額全額をカバーするものではありません。
国の規定で火災保険の保険金額の30~50%の補償額で設定することになります。たとえば、火災保険で1000万円の補償に加入していれば、地震保険の補償額は300万円から500万円の間で設定することになります。
それでは賃貸の場合に地震保険を付けた方が良いか?
結論としては賃貸であっても地震保険に加入している方が良いでしょう。
地震保険料と補償金額のバランスを考える必要がありますが、例えば地震で液晶テレビが倒れてしまい買い替えをするのにいくら必要でしょうか?
食器棚が倒れて一式を再度購入するにはコストがどれぐらいかかるでしょう?
この点を考えると地震保険の保険料も必要経費として考えることができるのではないでしょうか?
火災保険や地震保険の保険料は、建物の構造や所在地によって異なります。
お住いの保険、一度点検をされることをおススメします。