「5月病」って病気なの?
SOSフクオカ 社会保険労務士の和田です。
早いもので、今年ももう5月ですね。
先日、次のような電話が顧問先の会社からかかってきました。
会社「4月に採用した新入社員が、会社を当分の間休みたいと言ってきまして…」
私「理由は何ですか?」
会社「仕事が合わなくて会社に来れないって言うんですよ。」
私「そうなんですね。」
会社「それが、病院の診断書を持ってきて『適応障害』だって言うんですよ。これってただの『5月病』ですよね!」
私「………」
最近、このようなケースが増えてきているように感じます。
ひと昔前までは「そんなの5月病だ!気合が足りん!」と考えられていたものが、
今は病気と診断されて診断書が出されます。
もちろん、そういう診断書が出されるのにはそれなりの症状・理由があると思いますが、
大半の会社は従業員がそのような診断書を持ってきて休職を申し出ることを想定していないため、
そういう場面に出くわした時にどう対応すればいいのかまったく分からないのです。
例えば、会社が「会社に来れないんならクビだ!解雇だ!」という対応をしてしまった場合、
会社に何らかの責任が発生する可能性もあります。
時代が変わっていることを認識し、常に適切な対応を取るように心掛けなければいけません。