駐車場設置義務の緩和がようやく制定されました。

SOSフクオカ 設計事務所の赤樫です。

今回はH30年2月1日に施工された福岡市での建築基準法の条例緩和のお話をします。
H12年から開始された駐車場設置義務の緩和がようやく制定されました。

一般の方にはあまり関係ないと思われがちですが、実はマンションをお持ちの方にはとてもいいお話なのです。

この条例は、昔福岡市で駐車場が少なく、道路の違法駐車が多い時代に、駐車場を増やす目的で出来た条例でした。
共同住宅の新築、改修の場合、住戸の数に応じて駐車場の設置を義務化する条例です。
用途地域に合わせて決まっており、住居系の地域では住戸数の5割、商業系の地域では3割の駐車場を確保する必要がありました。

これが実はかなり厳しくて、駅近の好立地のマンションでも駐車場を無理やり計画する必要があり、駐車場をとるがために、肝心な住居の計画が不整形となってしまうこともありました。
しかも商業系の地域では、コストのかかる機械式駐車場を設置するしかなく、それにより収支が悪くなり計画自体が難しくなる案件もありました。
(しかも完成後入居してから、最近の若者の車離れもあり、機械式駐車場ががら空きとなっている案件も少なくありませんでした。。)

①ワンルームのマンションは現行の3割減となりました(自転車・バイクの設置は増えます)
②すべてのマンションで1台減→自転車・バイク(合計10台)への振り替えが可能となりました。
③既存の分譲マンションで、利用の少ない機械式駐車場を撤去することが可能になりました。

実は③の内容がかなり画期的で、高齢化が進んでいるマンションで改修費用の高い機械式駐車場のコストがかなりネックになっていたのです。
①②についても新築マンションの設計ではかなり有利になり、施主も計画しやすくなります。

大規模修繕で機械式駐車場のコストで迷われている方がいたら、ぜひSOSフクオカにお問い合わせ下さい!
色々なメンバーがいるからこそ、総合的な視点で適切なアドバイスが出来ます!
初回は無料です。是非ご活用ください!

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