「がん」の予防法~口に入れるものには最低限の知識が必要
多くの人の関心事として「がん」という疾患があります。
「がん」に関してはありとあらゆる情報が氾濫しており
その真偽も定かでないものが多くあります。
今日は「がん」を予防する食べ物・・・
ではなく「発がん」に関係のあるたべ物について書いています。
最近の研究で「がん」発症は遺伝子の傷がその成因
である可能性が高いと考えられるようになってきています。
人によって「発がん」まで傷に耐えられる耐用量が異なり
傷ついた遺伝子の種類と傷の量で発癌年齢や
発癌部位が異なるものと思われます(私の見解です)
ヒトの遺伝子が傷つく原因は多種多様あり
放射線・紫外線・経口物質・大気汚染・医薬品・喫煙etcです。
何気なくわれわれが日常的に口にしているものの中にも
発癌要因となるのもは複数存在します。
摂取を極力避けたほうがよいとオススメしている物質は4つ
①ヒ素②フッ化物③水銀④タバコ
今回は①のヒ素(無機ヒ素)についてふれています。
ヒ素といっても一般の人にはなじみがないかもしれませんが
和歌山ヒ素カレー事件は記憶にあると思います。
和歌山の事件は急性中毒ですので「発がん」とは
直接関係ありませんがヒ素(無機ヒ素)が
人体に有害な物質であることは誰もが知るところです。
しかし食品と無機ヒ素との関係となると
案外知らない人も多いようです。
無機ヒ素は国際がん研究機関(IARC)にグループ1指定されています。
グループ1=人に対して発がん性があると認められている物資
この無機ヒ素含有量が多く私たちが良く目にする食べ物は
「ひじき」が代表選手でしょう。
英国では有毒な無機ヒ素含有量の多い「ひじき」
は食べないように国が国民に警告しています。
日本では無機ヒ素摂取による「発がん性」に対しては
注意喚起も警告もされておらず
むしろバランスの良い食事の観点からは「ひじき」でも
少量摂取であれば問題ないという見解のようです。
しかしあえて発がん性のある無機ヒ素含有量の多い
「ひじき」を食べなくても生活に困ることはありません。
他の食品でミネラルも食物繊維も簡単に摂取可能です。
健康に良いとされる食べ物に意識を向けるよりも
明らかに「発がん性」のある食べ物を避ける方が
リスクマネージメントの観点からは容易です。
特に無機ヒ素含有量の多い「ひじき」の摂取は
少量でも妊婦や子供は要注意です。
無機ヒ素は胎盤通過しますので胎児に悪影響があるのも明白です。
健康食のイメージが強い「ひじき」ですが実態は真逆です。
疾患予防に関する重要な情報は医者も病院も
教えてくれませんので自分や家族の身体(健康)は
自分で守ることが大切です。
(注)昆布やエビに含有されている有機ヒ素には毒性はありませんので安心してください。
福岡総合医学情報研究所 代表 相部浩也