社会保険料っていくらかかるの?

SOSフクオカ、社会保険労務士の和田です。

今回は社会保険料のことについて書きたいと思います。

近年、社会保険の適用を拡大していこうという動きが見られます。配偶者の健康保険の扶養に入るために、労働量を調整していたパート労働者の方には非常に気になる話題だと思います。では、社会保険に加入することになった場合、その保険料はどのように計算されるのでしょうか?

社会保険料とは、健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料の3つを合わせたもののことを言います。保険料は、『標準報酬月額×保険料率』によって計算されますが、注意してほしいのは『標準報酬月額』です。

標準報酬月額とは社会保険加入者1人1人に決定される金額のことであり、保険料の計算や年金額の算定などに用いられます。標準報酬月額の決定にはいくつかの方法があるのですが、一番代表的な方法は『4・5・6月の3か月間に支払われた賃金額の平均』によって決定される方法です。

毎年度の初め、4・5・6月の3か月間に支払われた賃金額により標準報酬月額が決定され、その後1年間の社会保険料が決定されるわけです。ということは、4・5・6月の3か月間に残業をたくさん行って残業代をたくさんもらったら、その後1年間の社会保険料が高くなる可能性があるということです。

保険料が高くなれば、その分将来の年金額も増えることになるわけですが…
社会保険の適用については、今後も拡大されていく傾向にあります。

対象になりそうな方は、自分の社会保険料がどのくらいになりそうか試算してみるのもよいかと思います。

Follow me!