経営者の皆様へ「会計」って大事です

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SOSフクオカ 税理士の林田です。

 

税理士とはどんな仕事かと問われると、おそらく皆様の印象としましては、税金のプロと連想されると思いますが、もう一つプロとしてやっていることがあります。それは、「会計」のプロでございます。

 

その為、経営者の皆様そして経営者に今後なる方に向けて、「会計」の大事さを伝えたいとの思いで、以前税理士の方々が読む会報に投稿した文章を、そのまま投稿したいと思います。

 

※因みに自慢ですが、そのとある税理士が読む会報に載せたところ、結構評判がよく、全国版の会報にも載せて頂いた文章です。

 

それでは、少し長いですが、良ければ最後までお付き合い頂けたらと思います。

 

『私には、趣味と呼べる趣味がありませんが、2つだけ好きなものがあります。それは、日曜日の朝1030分からNHKで行われる、NHK杯テレビ将棋トーナメントを毎週見ることと、プロの麻雀の打ち手を見ることです(どちらも基本的に自分ではやらないので、趣味とは言えないと思います)。

 

そして、将棋の格言として、「歩のない将棋は負け将棋」という言葉があります。ご存知の方も多数いらっしゃると思いますが、「歩(兵)」とは、1手ごとに前に1マスしか進めず戻れない駒でありますので、将棋の駒の中でも、最弱の駒です(余談ですが、縦列に同時に2つ「歩」を並べると、「二歩」という反則になり、その時点で負けになりますので、とても怖い駒でもあります)。

 

しかし、最弱の駒である、この「歩」を持ち駒として持っていないと、将棋の様々な展開に、悪い影響を与えます。

 

将棋のことを知らない方もいらっしゃるかもしれませんので、詳しい状況説明は省きますが、先ほどの格言の意味は、この最弱と思われる駒を有効活用すると、将棋における局面を有利に変えることができ、反面持っていないと有利に展開できない意味だと私は受け取っています。

 

翻って、この話を会社経営に置き換えると、弱いと思われているもの、役に立たないと思われているもの、価値が低いと思われているものも使い方とタイミングによっては、局面をスムーズに展開する「定跡(将棋で、昔から研究されてきて最善とされる、きまった指し方)」や打開する「鬼手(囲碁・将棋などで、相手の意表をつくような奇抜な手)」として、会社経営において必ず有効活用することを考えなければいけないものという風に聞こえてきます。

 

その中でも、私見ですが私は「会計」がその立ち位置にいるように思われてなりません。

なぜかといいますと、経営をするうえで、「会計」自体を必死に寝る間も惜しんでやったとしても、売上は一向に伸びないと思います。

 

そのため、「会計」それ自体には、売上獲得能力はありませんが、「会計」をタイミング良く有効活用すると、現状認識、将来予見、投資意思決定、予実管理等々を踏まえた行動計画に資する経営の必須の武器として利用できることに気づきます。

 

また、行動計画があると、その後のPDCAサイクルを利用でき、効率的かつ効果的な経営を行っていけることにも気づけます。

 

それらを踏まえると、「会計」というものは、やらなければいけないものという認識を減らし、利用しなければならないものという認識を増やしていければ、経営にお困りの方を少しでも減らしていけるのではないかと私は思っています。

 

そのため、大好きな将棋にあやかり、「会計のない経営は負け経営」という格言を皆様に発信し、「会計」の大事さを伝えていき、繁栄・発展する企業づくりを今後も後押ししていけたらと思います。』

 

以上です。最後までお付き合い頂きありがとうございます。少しでも「会計」というものの大事さが伝われば幸いです。