不動産営業あるある
過去、不動産を売却した時、購入した時の税金の話を書かせて頂きました。
大事なことだと思います。と、いう事を前置きして、最近あったお話です。
皆さん、オープンハウスってご存知でしょうか?
マンションや戸建てで、空き部屋をご自由にご覧くださいというものです。
折り込みチラシ等で告知し、数時間現場待機してお客様をお待ちします。でも、仲介というお仕事は売主様の為に広く広告し、少しでも良い条件で買っていただける方をお探しするわけです。当然、他の不動産会社の方がお客様を連れてこられることもあります。
先日、なかなか良いマンションのオープンハウスを開催しました。最上階、角部屋♪
するとやっぱり、他の不動産会社の営業マンがお客様を連れて内覧に来ました。ヤバい!!
なんとなく傍から見ていて、買いたいオーラが出ているのが分かります。や、やられた(悲)。
邪魔にならないよう、案内している側から少し離れて、窓の外を眺めています・・・。
業者さんとお客様がお金の話をし始めました。これ、申込が入る前のシグナルです(涙)。
営業マン「別途諸経費として買う時に掛かる費用は●●万円くらいですね」
お客様「その他には掛かるものないですか??」
営業マン「大体その内容で大丈夫です。この諸費用概算書は、少し多めに書いていますので」
読み上げて説明していた内容は、しっかり聞こえました。
おい!不動産取得税がすっぽり抜けとるぞ~
この物件、多分半年後に20万円位取得税がくるぞ~。
・・・税金は忘れたころにやってくる。税金の話までする業者としない業者があるようですが、私は説明します。マンションは築後25年までは不動産取得税が大幅に控除されますが、そのマンションは築後31年ですから、住宅ローン減税も使えません。不動産取得税の減免も受けられません(受けられる条件があり、絶対ではないのですがここでは説明を割愛します)。
またマンションであれば築後25年以上の物件はその他に登記費用も10万くらい高くなります。でも諸経費をきちんと”もれなく”説明すると、お客様が他にもそんなにかかるんだ~と気持ちが冷めてしまうことがあります。だからあえて言わないのかもしれませんけど。
と、いう実話から皆様に不動産購入時に気をつけることの一つをご紹介しました。
諸経費とは税金も含めて
“買う時に掛かる費用を全~部!紙に書きだしてください”
と言うようにしましょう。担当者の名前入りで。