意外と知らない道路と建物の関係

SOSフクオカ 設計事務所の赤樫です。本日は道路について投稿いたします。

設計事務所には色々な問い合わせがあります。先日依頼があった敷地はかなり難易度の高い案件でした。

建築するためには基準法道路に2m以上接している必要があります。接道幅は満たしていたのですが、前面道路が2.5mしか無い案件でした。。しかも4m道路からかなり延長した先にあり、かつ高低差がありました。。基準法の道路なので基準法的には建築可能ですが現実的に施工ができませんよね。。。昔は馬を引いて建築していたと聞きますが、現在の技術では不可能です。。(やろうと思ったらできないことはないが、コストと工期がかかり過ぎます。。)

設計する上で、道路はかなり重要な要素となります。建物の規模、デザインも含めて道路で決まってくると言っても過言ではありません。そこで、まず設計依頼があったら、役所に行って道路の調査をかけるのが基本です。見た目は道路なのに基準法の道路で無い場合があるのです。法外道路であれば、基本建物を立てることが出来ません。ですので現地に行くよりも先に役所調査を先行します。

設計は20年以上携わってきてますが、最近でも未だに経験したことのない道路に出くわすことがあります。
以前敷地の中に道路が埋まっていたこともありました。。調べてみると昔商店街があったみたいで、そのままになっていました。。。道路には建物を建てることができないので、廃止手続きをしないと次に進めません。

道路は奥が深いですが、知らなかったり順序を間違えると、敷地が持っている資産価値を落とすことになりかねません。そのような困ったことがありましたら、是非sosふくおかに問い合わせください。それぞれの分野のプロフェッショナルが初回は無料でお受けいたします!

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