自分に合ったWeb制作者を探すコツ

はじめまして。Web制作をさせていただいている8pusdesign(オクトパスデザイン)の太田浩輔と申します。

ホームページ(以下、Webといいます)をつくる際に「一体、誰にどうやって頼んだらいいものか…」と悩まれている方は多いかと思います。そこで、業界の裏側を交え、ご自身に合った制作者を見つけるためのアドバイスをさせていただきたいと思います。

まず、「Webをつくってもらう人を選ぶには、何を基準として探すべきか」について考えましょう。

  • デザインの好み
  • 予算
  • 会社の担当者等(個人の場合はその本人)の人柄

ざっくりと考えるとこの3点かと思います。

 

福岡でWeb制作者を探しているのであれば、「福岡 ホームページ制作」や「福岡 Web制作」で検索するかと思います。その検索結果の上位から順に見て行くのが普通だとは思いますが、その検索結果の上位に表示されている制作会社が優れているのは「検索エンジンへの対応力(SEO)」だと言えます。というのも、前述の2つの検索キーワードで上位に表示するためには、かなりのSEOの能力が必要だからです。

ただ、その上位に表示された会社や個人の制作者がデザインが特に優れているかと言われれば、そうではないことも多々有ります。むしろ、デザインを『売り』とする方、デザイン能力が高い方は既に人気のため、SEOをしない場合がほとんどです。中には忙しいあまり、相談や見積もり依頼を最初から受けない方もいらっしゃいます。特に、一人で活動されている個人の方はその傾向にあります。

ただ、Webサイトとはデザインが優れているからといって売上が伸びるワケではないことも事実です。デザイン性は高くないけれど結果を出すWebサイトはたくさんあります。『デザイン性が高い=売上が上がる』ではないことを知っておいてください。また、情報量を絞った方がデザイン性が高くつくれるため、デザイン性が高いサイトをつくれる人は検索エンジンへの対応力が低い可能性も高いです。

最初はとにかく、いろいろな制作者のWebを見て、あなた自身のつくってもらいたいデザインの好みに合致したサイトを作ってくれそうなのか、その会社の『制作実績』を重視するべきだと思います。

そして、まずは3社程度(これ以上の数だと比較が難しくなるため)に絞り込みます。その後、まずはメールや電話で「Webの制作について相談したいのですが…」と連絡を入れ、担当者に会うようにしましょう。この『相談』をすることで、今あなたのつくりたいWebサイトはどういったものかをきっと明確にしてくれます。

次に、実際に会って相談する際には自分の出せる予算を率直に話した方が、担当者も「こういった規模でこういった機能を持ったサイトをつくれますよ」と提案してくれ、話も早く進むと思いますので予算はあらかじめ決めておく方が良いです。参考までに個人の方が事業をおこされる際に最も多いWeb制作費用は10~30万円程度で、ページ数は1~5ページ程度がほとんどです。

法人の場合ですと、つくりたいページ数にもよりますが80~150万円程度あると、最初につくるWebサイトとして大抵のこと(「お知らせ」が更新できたり、画像スライドショー機能のある写真の投稿ができたり、お問い合わせフォームを設置するなど)はできると思います。もちろん、その機能の数が増えるほど金額も増します。

あとは、担当者から提出される見積もりと、どういった機能を付けられるのかなどの提案内容を提出してもらい、見積もりと内容を比較します。会社によってビックリするほど金額が異なる場合もあります。それはその会社が普段どういった相手と取引されているかで料金の価格帯が異なるためです。

フリーランスの方がやはり安くなる傾向にありますので、安くつくりたい場合はフリーランスの方に頼む方がいいですが、フリーランスの方に頼むにはそれなりにリスクが付きまといます。

基本的にWeb制作は後払いなので、訴訟になったりすることは滅多にありませんが、途中で連絡が取れなくなったり、たまにしか電話に出ない(メールもたまにしか返信しない)という方もザラにいます。

正直なところ、私も無理をして受注したためにどうしても案件を進行できず、信頼を損なってしまったことがありました。これでは本当にダメだと思い、それ以来、どのようなケースでも安易に仕事を受けないようになりました。フリーランスの方でも、きちんとした方もたくさんいらっしゃいますが、このようなリスクは心得ていた方がよいと思います。

会社でもきちんとした会社、していない会社がありますので、長い目で見て「この人となら長く付き合えそうだ」と思える方を見つけるようにされてください。

というのもWebサイトは『つくって終わり』ではなく、『つくってからが勝負』だからです。なぜならそれは「検索結果に表示された上位10位(1ページ目)までしか見ない人が大半」というデータが出ているからです。上位10位に食い込むには、ユーザーに有益な情報を届けられるWebサイトへ『育てる』という意識・行動が重要です。この点についてはSEO(検索エンジン最適化)が重要になってきますので、それはまた別の機会に。

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